nobsmile
こんにちは、nobsmileです
57歳ですので友人達から転職や
定年後をどうするか、という
話題が多くなっています。
50代の転職は厳しい、と聞きます。
実際はどうなのでしょうか。
そのあたり掘り下げたいと思います。
50代に入ると定年まであと10年、とカウントダウンが始まります。
企業にいれば最終着地が見えてきますからね。
ちょっと残酷ですよね、長年会社のためにがんばってきたのに。。。
[変化の多い50代。こんな悩み、ひとつやふたつ心当たりがあるはずです]
自分の目指すマネジメントができない
会社の将来に不安
このまま定年を迎えることに違和感
長時間労働などで体調が悪化
人間関係がうまくいかない
賃金が安い
介護の心配が迫ってきた
人事異動でこれまでの経験を生かせない配置になった
事業縮小を進める中自部署が閉鎖する可能性があるかも
意に沿わない企業に出向や転籍でモチベーションが保てない
転職…頭をよぎるのはあたりまえです。
企業戦士として30年以上をささげてきたのに自分の価値が薄まっているような感覚を覚えるから。
残りの人生を豊かにしていくための「転職」
現在の状況を含めて解説したいと思います。
https://www.nobsmile154.com/fifties-ikikata
【50代】転職失敗しないための手順!長期戦を覚悟できれば難しくない
2013年に施行された「改正高年齢雇用安定法」により雇用を希望するきとに対しては原則最長65歳までの雇用が義務づけられることになりました。
中小企業では60歳以上でも働いている人が多くいます。
新規社員の雇用が難しいこと、長年の積み重ねによるスキルと知識を持った人は年齢に関係なく戦力だからです。
いくつになっても「必要とされている場所」で働き続けられるのは幸せなことです。
ところが大企業の再雇用の場合は人材は豊富ですからどちらかといえば「法律で義務付けられているので働かせてあげる」というスタンスです。
定年を迎える前に「役職定年」により役職をはずされ給与が下がっている人も多く、再雇用はそこからの60~70%ですからかなり厳しい現実なわけです。
労働の対価としての「賃金」。給与の減少は企業からの期待値に比例する、という思考回路になります。
つまり「必要とされているわけではない」という思いが大きくなっていくわけです。
完全に収入だけで割り切れればいいですが、まだまだ働き盛りの60歳にとっては精神的に厳しい状態になるのも頷けます。
だからこそ、自分が自分らしく生きていくためには『転職』も選択肢として常に考えて情報収集しておくべき事なのです。
1.はじめにお伝えしておきます。50代の転職は慎重に考えるべき
その理由
50代で3ヶ月以内に転職できる割合は30%。さらに3~6ヶ月46%、7ヶ月以上が24%[エンジャパンによる”転職活動期間に関する調査”を参照]
長期戦を覚悟しないといけないのが現実。
長年の経験やスキルがあっても50代の転職は忍耐が必要なのです。
ここまで第一線でがんばってきたプライドがズタズタになる人の方が多い。
精神面だけでなく経済面への影響も大きい。
転職活動中は収入がありません。
またあたらしい職場が決まったとしても前職と同じ収入が得られるとは限りません。
給料が下がった場合の教育費などカバーできるか
家族の理解がえられるか
ローンなどの返済に支障をきたさないか
感情的な退職からの転職はもってのほかです。
冷静に考える必要があります。
①50代転職を早くすべき人
親の介護を担わなければならず今の状態だと時間的に破綻しそうな人
仕事がハードで心や体をこわしてしまいそうな人
このような方々は一刻も早く次の道を探すべきです。
②50代転職に失敗しやすい人の特徴
条件を妥協できない人
職種にこだわり過ぎる人
突出した強みやスキルがない アピールできる実績が伴った強みが無い
前職(今の職場)で役職についていない人→実力や実績を示す指標
退職理由に会社の方針と合わないとあげた人
③50代転職に成功する人の特徴
専門性が高い
モラルや責任感が高い
様々な環境に適応できる
人脈(あらたな展開や取引先の獲得)が豊富な人
コミュニケーション能力の高い人
④50代転職の現状【2020年】
2019年12月~2020年2月に転職を決められた方のアンケートから抜粋
70社応募も返事なし そのうち面接できたのは一桁。追い詰められて内定をもらえたところで妥協した
書類選考でおちるのが当たり前 120社応募して面接までいけたのは10社
これまでのキャリアが応募した企業にとって何の価値もないのかと考えると徒労感に襲われた
なかなか決まらず袋小路に入ってしまった
オリンピックを控えたこの時期でさえ厳しい中での就職活動を強いられてきた方が多い。
ましてや感染症拡大の時代に突入した今は働き方や業種など、新たなリサーチが必要なわけです。
2.50代転職の手順を解説
①50歳を超えたら情報を集める 【計画的に準備すること】
情報収集として転職を調べ始める。
定年まで全うしようと考えていても、50代は状況が変化します。
いつ何時『その時』が来るかわかりません。
50歳を機に情報だけは日々拾っておくことと、人脈もリサーチしておく。
全てはタイミングなのであらゆることを想定して紐づけしておくことが重要です。
②50代の転職 自分をしっかりと棚卸しをする
まずは自分の市場価値を正確に知るために早めにしっかりと棚卸しをしよう。
「これまでやってきたこと」「自分ができること」「自分がやりたいことを」書き出し整理
転職が視野に入ってからだと遅いです。
例えば50歳・53歳・55歳・57歳と決めてもいいし、毎年のお正月でも構いません。
早めにスタートすることで、現職への取り組みや改善にもつながります。
③自分の棚卸しについて第三者の意見も聞く
『転職』を具体的に考えはじめたら早めにスタートすることをお勧めします。
周囲の人がアナタの経歴やスキルを把握しているとは限りません。人に知られないように水面下で動きたい部分もあります。
【難易度が高い50代の転職】ですからプロと手を組む、という作戦もあります。
転職エージェントは人材のプロフェッショナル(アドバイザー)です。
これまでの多くの経験を持ち今の状況などを把握した担当者が個別にサポートしてくれるサービス
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幅広い年齢・職種のサポートに実績あり
サポート範囲は首都圏のみ
未経験OKの案件を多く保持しているため職歴に特化したものがない方も相談してみる価値あり
市場価値や客観的な意見をもらえる
④条件(こだわり)についてスケジューリングをする
ひとりでの活動も担当者の方がついても同じですが、条件のスケジュールを作っておく。
第一条件ですんなり決まればベスト。しかし70%以上の人は長い期間を要するわけです。
そこで条件を3段階ぐらいに具体的に計画しておくことも一案です。
採用されず、ジリジリと条件を下げていく。これって辛くないですか????
であれば、就活準備の時には日程と内容を自分の中でFIXしてしまう。
例
4/1 スタート時の条件
正社員
年収900万以上
勤務時間 10時~17時
会社まで30分圏内
など
7/1 進展しなければ潔く次の条件に上書き
年収を900万→800万にする
勤務時間 10時→9時~17時
会社まで30分圏内
10/1
年収 800万
勤務時間 9時~17時
会社まで30分→60分圏内
ライフスタイル(介護・体力など)を基本にする。
そして日々の就活の中で、企業の望む条件が掴めてくると思うので、その内容と自身の希望を照らし合わせて落としどころを見つけて期日をつけてプランを組む。
具体的にプランを予め決めておければ、やむなく条件を妥協、ではなく予定通り進行、と思えるので敗北感や妥協感を感じなくて済みます。
徒労感いっぱいの負のオーラを背負った人や、(落ちすぎて)諦めの空気が出てしまっている方からは『採用』という言葉は逃げていきます。
50代の転職はメンタルがかなり重要なのでひとつのやり方として参考にしてください。
ただし、年収はある程度の妥協が必要です。
突出したスキル、またその企業に対しての具体的なお土産(大きな売上増加や太いパイプ)がなければ給与が大きなネックになってしまいます。
しかしどうしても収入が足りないようであれぱ就職後に成果を出して交渉するとか副業を持つという選択肢もあるので視野を広げて考えるといいと思います。まずはベースを作ることが重要ですからね。
3.転職で失敗しないために心掛けること
①転職先が決まるまで会社を辞めないこと
収入が一定期間途絶えてしまいます。
余裕がなくなると生活が苦しくなり、精神的に追い込まれ
どこでもいいからという焦りが生まれ、転職に失敗してしまう可能性が高い。
また無職の期間が長ければ長いほど就職は不利になります。
②ブラック企業ではないかきちんと確認しておく
企業の評判を確認
口コミサイトを利用するのが近道
おすすめ
70万件の口コミデータがあるので【転職会議】がおすすめです。
他にはこちらもおすすめ。リンクを貼っておきますね。
高収入をちらつから研修期間はノーギャラ交通費もゼロ
、などという悪質な企業に引っかかった知り合いもいます。
何十社も書類選考で落ちた後でしたので足元見られたんですね。
③複数の転職サービスを併用する
転職サービスは複数併用することを強く推奨します。
それぞれに強み・弱みがあるため網を広くかけられます。
また相性の良いアドバイザーと出会う確率が上がります。ここは大事なポイントです。
ハローワークについて
ハローワークも職を探す手段の一つです。
ただ年間9千件の苦情が発生しているという報道もあります。
補助的な役割として活用することをおすすめします。
④その他
●合同説明会などの転職イベント
その場で面接が決まることもあるようです。
書類選考免除で受けられるケースもあるので「書類が通らない」という方はチェック(50代転職は書類が通る確率がそもそも低い)
「合説どっとこむ」に転職イベントがまとまっているので参考にしてみてください。
●新聞や雑誌などの求人情報もチェック
●気になる企業のHPの採用情報をチェックし、いい求人があれば直接応募
●周囲に頼れる人がいたら相談したりあらかじめ声を掛けておくのも大切。
4.まとめ 50代転職をもぎとるポイントは5つ
①転職を現実的に考える前からスタートする
年齢や企業の雇用形態によっても異なりますが、60歳以上の仕事を考えるならば50歳になったあたりから情報収集、そのための人脈作りまた棚卸元年として軽くスタートしておく。
②50代転職には長期間かかることを頭に入れておく
50代3ヶ月以内に決まる人はおよそ3割。
そして面接まで漕ぎつける可能性もかなり低い
③こだわりを持ちすぎない
これまでいくら(年収)をもらっていたのに
正社員じゃないと…
小さい規模の会社で働くなんて
新人や若手を育てたのでそういう経験を活かしたい
など
理想を持ちすぎると、なかなか求人が見つからない
希望の条件を具体的に考えたあとは、それぞれに優先順位をつける
④転職活動をスタートするときに条件面のスケジュールをしっかりと立てておく
2-④を参照
最初の条件、2ヶ月後の条件…と具体化しておく。
上書きのイメージ
メンタルを保つのにも大切です。
⑤コミュニケーション面の強みを強調する
チームリーダーで仕事をしてきた反面プライドが高い方も少なくありません。
採用担当者も「自社でうまく馴染めそうかどうか」
そのあたりも重要視しています。
チームで働ける人間であることをしっかり意識した受け答えをすることが大切です。
「面接官が自分より年下」のケースも少なくありません。年下が相手でも上から目線にならずに謙虚な姿勢で受け答えができるといいですね。
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90年、100年と生きる時代です。
50代・60代はまだまだ体も頭も動きます。若い人にも刺激を与えていきたいですよね。
だからこそ、働けるうちは「必要とされる場所で」「楽しく」働きたい。
ベテランになっても常に何某かのチャレンジをし頭も体も錆びささないことが次への扉を開ける原動力になるかもしれません。
「転職」一時は大変ですが、そこをうまく乗り越え、次のステップに進めることを祈っています。